英語を勉強する人にとって、海外の映画はどんな教材よりも優れていると思います。
英語の勉強をある程度続けている人ならもうお気づきかと思いますが、机に向かって英語を勉強していても、聞けるようにはなりませんし、話せるようにもなりません。文法や単語の知識は増えているはずなのですが、なぜかぜんぜん使えるようになりません。
なぜこういったことが起こるかというと、英語の使い方を知らないからです。こういう状況の時には、こういう表現を使う。こう聞かれた、こういう表現を使うといったことを知らないためです。
ぼく自身は海外での生活を通して経験できたのですが、そこまでしなくても十分使い方を学ぶことができる考えています。それが映画を通した英語の学習です。
今回は、映画を通した学習のメリットを説明します。
本からでは本当の英語を学べない
日本語でも書き言葉と話し言葉が違うの違うのはお気づきですよね?英語も同じです。英語圏の人が話す英語と英語の本やテキストから学える英語は違います。
映画の英語は違います。映画で話される英語はとっても自然で、英語圏の人が話す英語とほぼ同じです。(ほぼ同じというのは、日本の映画やテレビもそうですが、すごい綺麗な表現を選択しているため、違和感を覚えることがありますよね。そういうことです)会話の表現力を上げるのにもってこいです。
背景、環境、生活、文化を学べる
たとえば、弁護士のドラマを見たとしましょう。何話か見ると、その映画が撮られた国の法律や、社会構造、法律用語などを知ることができます。
本などで英語の勉強をしていても、単語が含まれる文書を読んだり、せいぜい問題文に出てくるような長文を読んで、あたりさわりのないことを知ることができるぐらいです。この場合、新しい単語や表現をおぼえてるだけです。
ですが、映画の場合、映像とストーリーがいっしょにインプットされるため、印象に残りやすいため、記憶への定着率が非常にいいのです。
言葉よりトーン
英語の表現のうち、30%は言葉によって表現されると言われています。では、残りの70%はなんなのかというと、どのように言うかによって表現されます。英語は日本語のように表現が豊かではありません。英語で感情を伝える時は、声のトーンや大きで物事、感情を伝えることがおおいのです。
つまり、どのような言葉を使うかより、どのように言うかがより重要になってくるのです。より嬉しいときは、より怒っているときは、同じ言葉を使っていても、より強く表現します。
ですが、こればかりはテキストや本では学べません。どのような状況で、どのような感情の時に、どのように言うのか。これを学ぶには、非常に多くの情報が必要なのです。これを効率良く学習できるのは映画だけです。